カナ用語解説
AB

ABC

【activity based costing】

カテゴリー・マネジメントで採用されているコスト算定方式。どのようにして、どこで利益が得られたかをより明確に理解できる分析方法。ABCでは、コストセンターの要員・設備がどのような目的のために活動したかが測定され、その結果が商品、商品カテゴリーに振り分けられる。その結果として、より明確で判断しやすいカテゴリーの直接利益が算定される。
 

ABC-classification

【ABC分析】

適切な在庫管理システムを決めるための方法として、広く一般的に企業で活用されているものにABC分析がある。在庫管理のほか販売管理、顧客管理などにも広く活用されている。どのような商品に重点をおけばよいかを戦略的に考えるための分析手法。たとえば販売分析では、総売上の70%は、上位Aグループの5〜20%の商品に依存しており、続く20%は、中位Bグループの20〜30%の商品で、残りの10%の売上を下位Cグループの50〜70%の商品で達成しているという経験則がみられる。取引先・顧客についても同じような傾向がみられることから、貢献度の高いAグループを重点的に販売の対象とするといった考え方ができる。
ACACSX12 ANSI要請によって実際に一般的標準を取り決め、実施に移す委員会。ACSX12は米国のEDI標準となっており、小売業、製造業、運輸業、政府をはじめ、あらゆる業界のEDI標準を規定している。一方、ヨーロッパやアジア地域では、国際連合(UN)が設定したEDIFACT(EDI for Administration Commerce and Transportation)が標準化されたEDIとして使用されている。
AE

AE

【account executive】

アカウント・エグゼクティブ。広告代理店における固有の職名。広告代理店と得意先広告主の間に立って、両者の懸橋となって、利害の調整と業務の円滑な遂行を果たす役目をもった人のこと。直訳すれば「得意先担当重役」となるが、この言葉が示すように、単なる連絡員ではなく、マーケティング戦略から広告作業に至るまで、助言や企画および、その遂行を可能とする総合的な役割が望まれている。システム産業や情報産業でも、顧客対策として、AE制を導入しようとする動きが高まっている。
AN

ANSI

【American National Standard Institute】

米国標準化機構。非営利団体であり、EDIなどアメリカ国内の標準化をとりまとめる。
AI AIDCAアイドカ理論。顧客の心理と販売のステップを理論化したアイドマ理論のうち、MをC(Confidence)、すなわち信頼としたほうがよいとする考えで、基本的には、アイドマと同じ。アイダス(Attention, Interest, Desire, Action, Satisfaction=満足)、アイダ(AIDA、アイドマからMを除外したもの)などと変形されることもある。
 AIDMAアイドマ理論。消費者の購買心理の過程を示す。すなわち、消費者がセールスマン(販売員)にアプローチされているとき、あるいは消費者が店頭で商品を購入しようとするときの心理的な段階を表わしたものである。AIDMAのAは注目する=Attention、Iは興味を示す=Interest、Dは欲求を起こす=Desire、Mは記憶する=Memory、Aは購買行動=Actionを示す。セールスマンは、顧客のAIDMA段階に応じたセールス活動を進めることが有効であるとされている。また、この理論は、広告やダイレクトメールパンフレットを作成するうえでも有効だといわれる。
AS

ASN

【advanced shipping notice】

事前出荷通知。EDI(電子データ交換)取引で、ACSX12では856のコードがついている。小売店舗からの商品発注に対し、納品日時、納品内容を商品搬送前に電子的に送付する。従来の商品と伝票が同時に送られるのに対し、店側は予定商品着荷時間と内容が把握できるので、事前に要員計画や準備ができ、効率的な商品搬入が可能となる。通常、UCC/EAN128で規定された大型バーコードが梱包に貼られており、着荷後バーコードの読み取りとASNをチェックすることにより検品作業は省かれる。