カナ 用語 解説
マク

マークダウン

【mark down】

最初に設定した価格から値下げして販売すること。売価変更ともいう。ファッション商品の場合など、シーズンの終わりに売価を下げて販売する場合の売価変更。販売促進あるいは在庫処分のために行う。ファッション商品販売では、当初からマークダウン率を決め、シーズン全体としての利益を確保する方法をとっている。
マグ

マグネット効果

【magnet effect】

商店街やショッピング・センターなどで、特定の店舗や施設が遠距離からも顧客を吸引(マグネット)する効果のこと。ショッピングセンターなどにおける核店舗は、このマグネット効果を期待したものであり、その集客力を全体に及ぼそうとするものである。
マケ

マーケット・イン

【market in】

マーケティング活動のもっとも基本的なコンセプトで、マーケット(市場・消費者)の立場から、どうしたら消費者が満足するかを中心に戦略をたてることであり消費者志向の理念と実践である。これと対照的な戦略はプロダクト・アウトであり、つくった製品を市場に押し込むための方法を中心に考えるもので、つくる側や売る側の論理を優先した戦略である。
 

マーケット・シェア

【market share】

市場占拠率。市場の中での自社商品の占有状況を示すものであり、通常、パーセントによって示される。マーケット・シェアが高いと販売利益が急速に高くなり、マーケット・リーダーとして多くの利益をあげることができ、企業にとっては極めて関心の高い指標。特に自動車、住宅、電気製品など購入頻度の低い商品では、消費者は、購入リスクを回避するために高シェア商品に集中する傾向が強くみられる。
  マーケット・シェア戦略 企業のマーケティング戦略を検討する際の重要な尺度。マーケティング戦略はあらゆる企業において一律ではなく、マーケット・シェアによって変えるべきであることを提案したのは、米国のマーケティング学者コトラーである。競争条件としてマーケット・シェアを捉え、次の4つのシェア別戦略を提案している。(1)マーケット・リーダー(最大シェアを誇るトップ企業。40%以上を手中にし、維持する企業)、(2)マーケット・チャレンジャー(30%のシェアで、攻撃的戦術をとり積極的にシェア拡大を図る企業)、(3)マーケット・フォロワー(20%のシェアで、現シェアの維持に主眼を置く企業)、(4)マーケット・ニッチャー(小規模企業群で、セグメントした小さな市場を対象とする企業)。業界によってパーセンテージは異なるが、この4つの中で市場での地位(ポジション)を見出し、適切な戦略を採用することが、自社の立場をはっきりさせることになる。
 

マーケット・セグメンテーション

【market segmentation】

市場細分化。基本的なマーケティング戦略のひとつで、市場を特定の基準によって細かく区分し市場特性に対応したきめ細かなマーケティング活動を展開すること。市場の細分化により、未開拓市場の発見や新市場の創造も可能となる。同業他社と競争している場合、どの市場に資源を集中すれば効率的課など、競争優位形成の戦略として有効。細分化の基準としては、地域、年齢、性、職業、所得水準などの人口統計学的(デモグラフィック)基準、人間の誕生から死亡までの生涯(ライフサイクル)からのライフステージ基準、消費者の生活価値観・好み・購買動機などのライフスタイル基準の3つがある。
 

マーケット・チャレンジャー

【market challenger】

業界でマーケット・シェアが2位か3位の立場にあり、トップの座を狙っている追走企業。これらの企業はそれぞれ大企業であり、シェア拡大を狙っている。戦略的には次のような3つの方法がある。(1)価格値下げなどで、正面から戦いを挑む作戦。(2)トップ企業の周辺を攻める戦略。(3)下位の中小企業群のシェアを食って成長する戦略。
 

マーケット・ニッチャー

【market nicher】

ニッチとは小さな安住の地、窪地、穴場のこと。大企業や同業者が見逃していて、対象としていない市場。多くの産業分野には多くの小規模企業があるが、これらの小規模企業が未開拓の市場を発見し、その市場を対象にしながら、安定した経営を進めるための経営戦略。マーケット・ニッチャーの戦略は、小さな企業から、小さいが特色のある専門企業への転換であり、大手企業があまり関心を持たないか、あるいは、優れた専門性のために、参入することが困難な市場をねらうことである。
 

マーケット・フォロワー

【market follower】

2位以下の企業であっても、トップ、企業に挑戦的でなく、独自の商品、市場、顧客を明確にし、その中で自社の存在理由と収益をあげようとする企業群である。商品が同質化する傾向のある産業分野では、このような、いわば中堅企業としての意識的なセグメンテーション、効率的な研究開発、シェアよりも利益重視の経営姿勢、そして強力なトップマネジメントの存在が成功の鍵であるとともに、低成長時代の企業の方向としてとりうる有効な戦略である。
 

マーケット・リーダー

【market leader】

最大のマーケット・シェアをもっており、一般に、価格改訂、新製品導入、流通チャネルの系列化などで業界の先鞭をつける企業。リーダー企業は2位企業以下の挑戦を受け、「独占禁止法」の枠を意識しながら、ナンバーワンの地位を維持し続ける戦略を採用する。つまり、イノベーションや防備力を強化することによって現状のシェアを維持し、同時に、業界の総市場規模をより大きくし、業界全体の発展を図る戦略をとっている。
 

マーケティング

【marketing】

1948年、アメリカ・マーケティング協会が設立され、同協会はマーケティングを「生産者から消費者にいたる財ならびにサービスの流れを推進する諸ビジネス活動である」と定義した。『ベーシック・マーケティング』の著者であるE.J.マッカシーは、「マーケティングは顧客から始まるのであって、生産過程から始まる物ではない」とし、生産者側からの高圧マーケティングのあり方を否定している。『動態的マーケティング行動』の著者であるW.オルダーソンは、「マーケティングを供給者の観点からみるか、消費者の観点からみるかで違ってくる」とし、消費者の側に視点を向けるべきであると主張している。オルダーソンは「マーケティングの基本機能は品揃え形成活動である」とし、消費者にとって意味のある品揃え、物を提供していくことの意思決定が、マーケティング活動の根幹であるとしている。つまり、消費者のニーズから始まり、そのニーズに応えていく諸活動がマーケティングであるとしている。
 

マーケティング・
インテリジェンス

【marketing intelligence】

市場戦略情報と訳し、単なる情報ではなく、より企業活動に直結した意思決定の戦略的情報のことをさす。もともと市場情報は、マーケティング・リサーチによる消費者情報だけでは不十分であり、その企業の置かれているマーケティング環境、とりわけ競争企業の分析が重要である。マーケティング・リサーチにこのような戦略的な情報をあわせて意思決定をするのがマーケティング・インテリジェンスであり、このためには情報を一元化してシステム化する必要がある。
  マーケティング機会 企業が新たな事業展開の機会を求めること。企業の成長発展のためには、持続的にマーケティング機会を投し求めなければならないのは当然であり、特定のマーケット目標の設定と、商品の開発が行なわれることになる。マーケティング機会の開発は、市場側からと企業主体の両面から検討される。市場側からは、その市場の成長性、市場の規模、競合の程度などの、市場参入の効果を確かめることであり、企業からは、人材、資金、生産設備など経営資済からの検討である。
 

マーケティング・コンセプト

【marketing concept】

マーケティング・コンセプトとは、新たに発展した経営概念で、会社の最上位にマーケティングをおくというフィロソフィあるいは姿勢である。これは、消費者ならびに消費者の必要・利益が重要でしかも最高のものであり、それを経営の活動に適応する考え方である。このコンセプトのもとで、マーケティングは、消費者を明らかにし、顧客の必要や欲求を満足させ、経営の技術的複雑さと市場を結びつける触媒である。マーケティングのこの考え方は、顧客の必要や欲求に経営の注意を向けることと、予想顧客を説得することに基づいている。
  マーケティング志向 顧客ならびに消費者の必要・要求および利益が重要であり、しかも最高のものであるという経営の考え方に立脚し、この考え方にたって経営諸活動を統合し、調整すること。
 

マーケティング情報

【marketing information】

マーケティング上の意思決定、あるいは、マーケティング管理において必要とされる情報の総評。
 

マーケティング情報システム

【marketing information system】

マーケティング活動に必要な情報が収集、保管、分析されており、迅速に提供できるシステムのこと。情報機器の発達によって、データ処理、情報ファイルの方法、分析モデル、ディスプレイ方式などが急速に進歩し、情報システムの機能は高度化してきている。マーケティング情報の内容は、市場の情報を中心として、競合企業、流通段階、国際情勢、あるいは経済、法律などの企業の経営環境に関するものまで大量に収集されるようになった。
 

マーケティング政策

【marketing policy】

マーケティング政策とは大別すれば、ひとつの企業におけるマーケティング活動の展開、すなわちマーケティング上の意思決定とその実施を方向付ける全社的方針という広義の意味と、特定のマーケティング目標を達成するために選択された、特定のパターンの手段体系を指す場合がある。
 

マーケティング戦略

【marketing strategy】

企業を取り巻く環境変化に適切に対応していくマーケティング活動の総評で、標的消費者を適切に把握し、この標的消費者を満足させるためのマーケティング・ミックスを決定するプロセスをいう。E.J.マッカシーは「標的市場を選定することであり、その標的市場に対し、もっとも適切なマーケティング・ミックスを実行することである」としている。
 

マーケティング・マップ

【marketing map】

一般消費者をいくつかの地域別ブロックにわけ、99地域ブロックの市場特性を各種の統計に基づいて総合的に分析し、その分析結果を図表ならびに説明を一覧的に表現した表現したもの。情報技術の発達により、地図データベースに各種のデータを容易に表示できるようになっている。
 

マーケティング・マネジメント

【marketing management】

生産資源と需要とを適合させるのに必要な諸活動に関するトータル・マネジメントの一面であり、マーケティング目標達成のため計画的諸活動の管理に関係するもので、その機能として計画機能、組織機能、調整機能、ならびに統制機能がある。販売業者より製造業のマーケティング活動に関連していわれることが多い。
 

マーケティング・ミックス

【marketing mix】

マーケティング・ミックスとは、マーケティング計画の中の中心的な課題で、設定されたマーケティング目標を達成するために、マーケティングの構成要素を有機的に統合することである。マーケティングの構成要素は、プロダクト、プレイス、プライス、プロモーション(いわゆる4P)。W.レイザーはマーケティング・ミックスをトータル・システムとしてとらえ、製品およびサービス・ミックス、コミュニケーション・ミックス、ディストビューション・ミックスを取り上げている。
 

マーケティング・モデル

【marketing model】

複雑なマーケティング現象を、数学式を中心に、言語・図形・記号で単純化して表示すること。モデル化の目的は企業のマーケティング戦略の策定であるが、マーケティング・モデルは競争企業のマーケティング行動、物流、流通チャネル、販売割当、購買者行動などの下位モデルによって組み立てられる。これらのモデルによって、マーケティング計画についての意思決定が行なわれる。モデルの分類方法としては、(1)非明示的モデル、散文モデル、論理フロー・モデル、数学的モデルという一般的分類、(2)広告効果測定モデルや消費行動モデルというような問題領域別分類、(3)マクロ、ミクロという分類、(4)ORモデル、行動科学的モデル、エコロジカル・モデルといった理論別分類、(5)特定領域についての研究者の名前による分類などがある。
 

マーケティング・リサーチ

【marketing research】

マーケティング調査とか市場調査ともいう。もっとも一般的に使われている定義は「商品およびサービスのマーケティングに関する諸問題のデータを、体系的に収拾し、記録紙、分析することである。リサーチはマーケティング問題解決のために、外部の機関、企業または代理店によって行われる」という定義である。P.コトラーの定義は「財およびサービスのマーケティングにあたっての意思決定と管理を改善するために、体系的に問題を分析し、モデルを構成し、事実を見いだすことである」となっている。
 

マーケティング・リーダー

【marketing leader】

オピニオン・リーダー、マーケット・リーダー、影響者などともよばれている。特定商品を購入しようとする場合、その購入行為に主導性をもつ人、他の人の商品購入に先立ち、助言や意見、情報の提供を求められる人がマーケティング・リーダーである。商品購入影響者。
マジ

マージナル・マーケット

【marginal market】

境界領域市場ということで、たとえば食生活では、外食でもなく材料を購入して自宅で調理する内食でもない、いわゆる″中食の領域がマーケットとして拡大している。完成した食品を持って帰って自宅で食事するということで、弁当やファースト・フードのテイクアウト、総菜や献立サービスなどがこれにあたる。このマーケットを対象としたマージナル産業が成長している。ファッションの世界でも、フォーマルとカジュアルの間、スポーツウェアとタウンウェアの間なども境界領域市場といえる。
 

マージン

【margin】

流通段階で発生する収益済で、仕入価格と売価との差であり、粗利益に該当し、利幅などと呼ばれることもある。マージンの設定が業態を決定する重要な経営要因となっており、一般的に高回転商法をとっている業態ではマージン幅が低く、低回転商法をとっている業態ではマージン幅が高い。前者はスーパーやディスカウント・ストア、現金問屋などであり、後者は百貨店や高級専門店に見られる。マージンは流通企業の収益源であり、ここから営業費を差し引いたものが利益となる。
 

マジック・ミラー

【magic mirror】

グループ・インタビュー室や行動観察室を隣室から観察するための鏡。一方からみれば鏡であるが、反対からみれば透視できるので、ハーフ・ミラーともいう。遊戯室に子供を集めてオモチャで遊ばせたり、模擬ショッピング室で買い物をさせたりしてその様子を観察するなど、さまざまなテストに必要な設備である。最近ではリモート・コントロールでビデオ・カメラを操作し、観察と記録が同時にできるようになったので、マジック・ミラーの重要性も昔ほどではなくなってきた。
マス

マス・コミュニケーション

【mass communication】

コミュニケーションは意思や情報が授受される過程であるが、対象を特定の個人にしぼった、パーソナル・コミュニケーションと、不特定多数の大衆を対象としたマス・コミュニケーションとに分けることができる。マス・コミュニケーションの伝達手段は新聞・雑誌などの印刷媒体、テレビ・ラジオなどの電波媒体のような大規模な機械的手段に依存しているため範囲も拡大され、迅速でもある。ただし、一方的伝達となり、反応の交流は著しく妨げられている。
 

マス・セリング

【mass selling】

一般的には大量生産に対応する大量流通の具体的・経営的手段として、高速度大量販売の意味で用いる。科学的なマス市場調査、それにもとづく確度の高い製品企画・開発、市場拡大性をともなった価格設定、広域的な販売経路設定、積極的な広告・販売促進などが必要とされている。広告・宣伝をないようとするマス・コミュニケーションに揺る市場創成・拡大を意味することもある。この場合のマス・セリングは人的販売、陳列などと対応する。
 

マス・マーケティング

【mass marketing】

昭和40年代のわが国の高度成長期におけるマーケティング戦略の基本となったもので、マス(大量)による市場支配の戦略。マス・プロダクション(大量生産)→マス・コミュニケーション(大量伝達)→マス・セリング(大量販売)→マス・コンサンプション(大量消費)の流れ。モノ不足の多数の消費者、大量生産を実現した大規模消費財メーカー、大量販売を可能とするチェーン・ストアの発達、自動車など交通手段の発達、ラジオ・テレビなどマス・メディアの発達がマス・マーケティング市場を形成した。ブランド・パッケージング技術・広告がマス・マーケティングの重要な道具である。消費者の生活意識や消費欲求が比較的同質な時代には、きわめて効率のよいマーケティング活動を展開することができた。しかし、昭和50年代に入って市場の成熟化にともない、この戦略の効果は低下し、きめ細かな地域戦略を特徴とするエリア・マーケティングや特定顧客層を狙うターゲット・マーケティングの必要性がでてきている。
 

マス・メディア

【mass media】

テレビ、ラジオ、雑誌、新聞など一般大衆を対象に情報を伝える媒体。マス・メディアは、マス・マーケティングが支配的な時期には販売促進や広告のための媒体として告知広告を中心に利用されていた。しかし今日では、商品販売に直接利用するよりも、企業イメージ創造に利用されるケースが多い。メディアの多様化、分断化現象が起きている。また、フリーダイヤルを記載し、問い合わせや注文を受けるダイレクト・レスポンス・メディアとして使用されるケースも多くなってきている。
マズ マズローの法則 人間の動機は階層性序列があるとして、心理学者マズロー(Maslow A.H.)が、1972年、「欲求の階層」図をしました。人間の欲求はつぎのように5つの発展段階をたどるというもの。(1)生理的欲求(空気・水・食物・庇護・睡眠・性)、(2)安全と安定の欲(安全な後期・水、安全な住まい、安全な食物、生活の安定、部右記や自己に対する安全欲求など)、(3)愛・集団帰属欲求(組織や集団の一員でありたい、愛したい、愛されたいなどの周囲との調和を求める欲求)、(4)自尊心(他社からの尊敬・名声・地位など求める欲求)、(5)自己実現欲求(意味・自己充実・楽しみ・秩序・正義・感性・必然・完全・個性・躍動・美・善・真)の階層。より基本的な生理的欲求から徐々に脱し、より上位の社会的・人間的欲求が働くようになる。飢餓、排泄、休息などの生理的欲求によって動機づけられたものを基礎とし、その後の社会的接触の中で、種々の新しい欲求が獲得され、行動が変容されてくるという考え方である。
マチ

マーチャンダイザー

【merchandiser】

担当する商品群について一切の権限と責任をもつ商品担当者のこと。商品計画、品揃え構成(アソートメント)、陳列方針、広告政策、販売促進方針など、あらゆる商品経営にする業務領域を計画し、管理し、売上高や利益計画にまで責任をもつ担当者。商品取扱方針、展開戦略、競合戦略の策定担当者であり、直接の商品調達はバイヤーの担当になるのが普通。バイヤーはマーチャンダイザーのもとでバイイング活動を行う。
 

マーチャンダイジング

【merchandising】

B.ウィルソンは『マーチャンダイジング原理』の中で、「マーチャンダイジングとは、適正な商品を、適正な場所へ、適正な価格で、適正な時期に、適正な方法で、適正な状態において提供するマーケティング戦略である」と定義している。アメリカ・マーケティング協会(AMA)は、1948年、「適切な商品を適切な時期に、適切な価格においてマーケティングする計画」と定義している。俗にマーチャンダイジングはファイブ・ライト(5R)とよばれた。適正な商品(Right Goods)、適正は時期(RightTime)、適正な価格(RightPrice)、適正な量(RightQuantity)、適正な場所(Right Place)の5つの実践である。実践的には、供給側スペース(メーカーなど取引先)と販売側スペース(自社の売場)を有機的に統合する接点としての役割を担う。そのためのマーチャンダイザーの業務は大きく、(1)品揃え計画(商品構成計画)、(2)調達計画(具体的な商品確保計画)、(3)展開計画(店別、時期別投入計画)、(4)調整コントロール(実需と契約の管理と調整)の業務がある。
マネ マネキン販売 マネキンとは商品の説明員兼販売員であり、化粧品店などでは美容部員ともいわれている。マネキン販売は、マネキンが店頭・店内において商品説明を行ないながら販売すること。商品を知ってもらうことが主要な目的で、その場での販売は副次的な目的である。食品であれば、試食を購買に結びつく第一歩と考え、来店客に味見をしてもらったり、料理法を伝えたりして実売に結びつける。新製品導入に対して多く使われる手段。
 

マネジメント

【management】

マネジメントとは、計画−組織−統制の一連の活動。企業に導入されれば経営管理。しかし、マネジメントは役所、学校、政党のような組織体にも不可欠である。マネジメントには、マネジメント機能が必要であるが、マネジメント機能は計画−実行−審査(plan-do-see)の循環であると開設している。計画を立て、実行し、その結果を比較・分析・審査することによって、つぎの計画をより合理的にたてるよう配慮するといった考えや態度、やり方である。
 

マネジリアル・マーケティング

【managerial marketing】

企業のマーケティング活動を、経営者の立場からすべての企業活動の中に統合、管理したうえでその中核として位置づけるという考え方。つまり、マーケティングを経営者の目を通して広い視野の中に位置づけるということであり、企業経営における意思決定の考え方でもある。このマネジリアル・マーケティングは、コンピュータの発達によって各種計画策定技法のひとつとして具体化され、単に企業だけでなく非営利組織のマーケティング活動にまで応用されてきている。
マル マルチ商法 ネズミ講に似た商法で、組織を拡大することによって会員の報酬を増やしていく販売方式。商品を販売する会員を子会員、孫会員とつぎつぎに拡大していくことが親会員の報酬を増やすことになり、商品販売より会員拡大が第1の目的になりやすい。社会問題になることが多い。ネットワーク・ビジネスといわれる。