カナ 用語 解説
ナイ 内見会 問屋などが中元セールや歳暮セールに先立って、一般客とは別に大口顧客などを対象にして開くセールのこと。メーカーなどでは新製品発表を兼ねて、特約店などの優良販売店を招待し、優先受注などを受けることもある。最近では、販売不振を打開するために内見会が乱発される傾向があり、本来の意味での特定顧客を対象としたものが少なくなってきている。
  内部情報 組織が個別企業であるときは、社内情報といわれる。情報源、および情報収集者が、特定の組織(会社)の内部に存在するような情報を内部情報という。企業の内部で加工することによって作成される情報は内部情報。自社の販売実績資料などはその典型であり、商品アイテム別や時系列に整理することによって、市場動向を把握することができるとともに、自社の市場での位置を確認することができる。顧客データから商圏マップの作成、苦情処理の分析による顧客ニーズの発見なども内部情報。内部資料は現実に対応した資料であり、自社のオリジナル資料であるだけに、その活用範囲は極めて広く、日常的に整理するシステムを確立しておく必要がある。
  内部販売促進 企業内販売促進ともいい、社内向けに販売目標を徹底し、各部門の特性に応じた販売促進活動への認識を強め、全社的に販売促進活動を展開すること。
ナカ

仲買人

【broker】

卸商から商品を仕入れ、小分けして小売商に販売する商業者。中央卸売市場の仲卸業者がその典型である。この場合、仲買人は卸売人から、せりによって生鮮品を買い取り、市場内に設置された店舗で調製したり仕分けたりして小売店や料理店に販売する。このほか、商品取引所の商品仲買人があり、これは委託業務を専業としている専業仲買と、おもに現物売買をしながら委託注文を受ける当業仲買とに大別される。
  仲立人 商品の売買などにおいて、その売買の当事者ではないが商品の売買が円滑に行なわれるよう仲介する商業者をいう。通常は、売買の片方の当事者から依頼を受けて適当な相手を見つけ出し、取引の説明を行ない、両者の契約成立までの仲介をする。このような仲立人が必要となるのは、不動産・船舶の売買や手形の割引などの場合であり、商品が高額であるとともに、その商品を売買したいと思っている人を探しにくいなどの、取引上の特徴をもっているからである。
  中継ぎ機構 商品の流通機構において、小口の商品収集・分散によるロスを軽減するために、大口の商品供給者と大口需要者を結合して取引を成立させる機構をいう。産業用原燃料や農水産物などの流通においてこの中継ぎ機構がみられるが、一般の消費用品でも大規模生産業者と小口卸売商との間で成立していることが多い。生鮮食品の中央卸売市場や商品取引所も一種の中継ぎ機構であり、その商行為は仲介が主となっている。また、中継ぎ機能を果たしている卸売商を仲継卸と呼ぶ。
  中づり広告 車内づりともいい、電車などの天井からつり下げられた広告をいう。週刊誌の中づり広告がよく知られているが、催し物などの短期的広告に効果がある。最近では、情報提供媒体として評価されてきており、メッセージ広告など、比較的情報量の多い広告が目立ってきている。阪急グループの創業者小林一三が乗客増加に宣伝したのが始まりとされている。
  仲間取引 広義には卸売商同士の取引のことであるが、狭義には流通段階における同じレベルでの卸売商相互の取引をさし、異なるレベルでの卸売商間の取引とは区別される。この仲間取引は、商品の品揃え面での卸売商間の調整や商業取引のために行なわれることが多い。
ナシ

ナショナル・チェーン・ストア

【national chain store】

全国にわたって店舗展開をしているチェーン・ストア。ダイエーやイトーヨーカ堂、西友、ジャスコなどの大手量販店チェーンがその代表。
 

ナショナル・ブランド

【national brand】

メーカーが自らの商品につける商標のことで、とくに、全国的に著名なメーカー商品を呼んでいる。NB商品と略されるこの商品群は、メーカーの宣伝力・販売促進力を生かして、消費者の信用と安心を得ることに成功したものといえる。